中学生や高校生の陸上の記録が劇的に伸びた要因を考える

一昔前と比べて、現在の中学生や高校生の陸上競技のレベルは劇的に上がってきています。
僕のような昭和生まれの人間からすると「化け物か!」と思うような記録がバンバン出ています。
昔全国大会で優勝したような記録は、現在のレベルだと決勝に残るかどうか・・・というほど中学生や高校生のレベルは上がってきています。

この記事では、劇的に陸上競技の記録が伸びていった要因を考えていきます。
(注:検証されたものではありませんので、その点はご了承ください)

【この記事を書いた僕】
・陸上競技に25年以上携わっている
・選手として日本一を経験(全国大会8回入賞)
・指導した選手が全国大会入賞、出場者複数人
・小、中、高校生への指導依頼を多数いただいています

目次

中学生や高校生の陸上の記録が劇的に伸びた要因

見出しの通り、中学生や高校生の記録が劇的に伸びた要因を考えていきます。
上記にもありますが、あくまで個人的な見解です。
25年以上陸上競技に携わってきた人からの視点ですので、個人的な見解ではありますが、ある程度の信ぴょう性はあるとは思います。

競技場の進化

大きな要因の一つとしてあげられるのは、競技場のオールウェザーの質が上がったこと。

近年では「高速トラック」というような言葉をよく耳にします。
昔の陸上競技と比べて、硬く・反発の強いオールウェザーが使用されるようになってきました。

僕が高校生の頃は、爪を立てて押し込むと、ある程度地面にめり込んでいくぐらいの硬さでしたが、今の競技場のオールウェザーはなかなかめり込んでいきません。
(何してるの?と言われそうですが。笑)

硬い地面だと反発が強くなります。
わかりやすく例を出すなら、アスファルトの上と芝生の上でバスケットボールでドリブルをする事を想像してみればいいかと思います。
どちらの方が地面からの反発がありますか?
確実に前者ですよね?
そう考えると、競技場のオールウェザーの質の向上が、劇的に記録が上がった要因の一つといえます。

スパイクやユニフォームの進化

僕が長年愛用してきたスパイク

競技場の進化にともなって、スパイクやユニフォームも進化しています。

「少しでもいい記録を出すために」と、強い反発がもらえるようなスパイクや超軽量のスパイクなどが研究されて作られています。

例えば日本人で初めて10秒の壁を突き破った桐生祥秀選手のスパイクは、軽量化を意識して「ピン無しスパイク」となっています。
僕は実際にピン無しスパイクを履いた事ないのでわかりませんが、0.01秒でも記録を向上させるための工夫が様々なところでされている事も記録が伸びた要因です。

また、ユニフォームも進化しています。
最近では男性の選手はピチっとしたユニフォーム、女性の選手はセパレートタイプのユニフォームを着ていることが多くなりました。
これは少しでも風の抵抗を減らすためです。

走っていると正面から風を受けるので、その風をユニフォームの設計で効率的に後ろへ流すように作られています。
昭和や平成で一般的であったランシャツタイプのユニフォームだと、正面から受けた風がそのまま後ろに流れていくのではなく、若干中にこもったりしたので、影響があったようです。
これもわかりやすい例を出すと、ランシャツがパラシュートみたいに風を受けていた、という事ですね。

そこまで大きくないのでイメージしにくいかもしれませんが。

インターネットの普及で情報を得やすい

インターネットが普及し、効果的な練習メニューがYouTubeなどにアップしれている時代になりました。

トレーニング方法や技術、検証データなど、今や情報がいくつでも手に入れられる時代となりました。

一昔前は他の学校に行って、専門のコーチに指導してもらったり、自分でビデオを撮って分析したりしていましたが、現在はほとんどの事がスマホで手に入れられるようになりました。

例えばGoogleの検索で「走高跳の技術」とか入力すると、技術を解説した記事が出てきたり、練習動画が出てきたりします。
これにより、専門の指導者がいなくても自分で調べて技術をつけられることができるようになりました。

トレーニング方法の変化

僕が高校生の時の練習の流れは、
ジョグ→体操→ドリル→流し→メイン練習→補強→ダウン
といった、いわゆるオーソドックスな練習方法でした。

現在でも同じ流れのチームはたくさんありますが、最近の強豪校の多くは、
サーキットトレーニング→走るメニュー→サーキットトレーニング→走るメニュー
のように、従来のトレーニングメニューとは違う形での練習の流れが増えてきました。

どちらがいいのかというとまだまだわかりませんが、この練習の変化も要因の一つになるのではないでしょうか?

もしサーキットトレーニングの作り方に興味があれば、こちらの記事もご覧ください。
無料で作れる陸上サーキットトレーニングメニュー

・高校生の基礎体力は伸びているのか?

では陸上競技で1番大切な要素の「基礎体力」は昔と比べて伸びているのか?

実はそうではありません。

小学生や中学生、高校生は「新体力テスト」という、いわゆるスポーツテストを学校で行っています。
50m走、ハンドボール投げ(小学生はソフトボール投げ)、反復横跳び、立ち幅跳びなど、基礎体力を測るテストですが、昔と比べて平均値はかなり下がっています。

もちろん陸上競技の記録はスポーツテストの項目以外のところも重要ですが、現代の子どもの体力の低下は問題視されるほど下がっています。

昔の話をすると、体育の時間に走高跳をやっていて、いきなり170cmをクリアする中学生が数人いたりしました。
しかし現在は160cm跳べたら学年でトップくらいのレベルです。
学校の規模にもよりますが。

記録向上の手助け

現在は、記録向上の手助けになるものがありふれています。
例えば上記にもあげた「YouTube」やいつでも自分の動きを撮影できるスマホ・タブレットなどもその一つです。

自分の動きを動画で見ることにより、客観的に見ることができます。
昔であれば、ビデオカメラを設置したり、他の選手や保護者に撮ってもらったりしていました。
動画が身近ではなかったので、選手として自分の感覚が第一になっていたように思います。

また、中学生でも「プロテイン」を飲むような時代です。
昔は「筋肉をつけすぎたら背が伸びなくなる」と言われていました。
これは検証されているかどうかはわかりませんが、ぶっちゃけ関係ないと思っています。

単純に背が高い選手は筋原繊維が長いので見た目ではわかりにくい、背が低い選手は逆でムキムキに見えるといったことではないのかと思っています。

僕は個人的に中学生や高校生がプロテインを飲むことは大事だと感じています。

1番は食事で十分な栄養をとることが理想ですが、なかなか難しいという場合もあります。
基礎体力を効果的に高めるためにはぜひプロテインを飲みましょう。
最近では安くて飲みやすいものもたくさん出ています。
トレーニング効果を最大限に上げる手助けになりますので、自分に合ったプロテインを探していきましょう。
プロテインを紹介している記事もあります。→陸上選手に必須のプロテイン【強くなりたいなら飲まなきゃ損】
メインは種目の選び方の記事ですが、保護者のサポートの仕方も載せていますので、気になった方がいればのぞいてみてください。

まとめ

最後にこの記事をまとめておきます。

【中・高校生の記録が伸びた要因】
・競技場の質が上がった
・スパイクやユニフォームの質が上がった
・練習メニューや技術などがインターネットで気軽に知ることができる
・トレーニング方法が変わった
・スマホやタブレットが身近になった
・プロテインを飲む中学生、高校生が増えた→陸上選手に必須のプロテイン【強くなりたいなら飲まなきゃ損】

こんな感じです。冒頭にも書きましたが、検証されたものではなく、あくまで個人的な感想です。
ですが選手として日本一を経験し、25年以上陸上競技に携わっている僕の感想ですので、あながち間違ってはいないと思います。

そしてこれからもっと進化し続けて、いつか日本の選手がオリンピックなどの世界大会の決勝の舞台にたくさん立っていることを願っています!

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