本記事では、陸上競技の練習会に参加する選手・指導者のあなたに、練習会に参加して競技力を上げるコツをお伝えします。
陸上競技の練習会は、市町や都道府県レベルのもの、関東や全国といったレベルの高いものと様々ですが、競技力を上げるために必要な要素はどのレベルでも大差ありません。
本記事でお伝えする内容をしっかり理解していただき、競技力の向上に繋げていきましょう!
【本記事を書いた僕の経歴】
・25年以上陸上競技に携わっている
・選手として日本一を経験(全国大会入賞8回)
・指導した選手が全国大会入賞、出場者複数名
・小、中、高校生の指導依頼も多数いただいています
陸上練習会で競技力を上げるために必要なこと〜選手目線〜
【積極的に前へ出る】
練習会の規模や種目にもよりますが、市町や県レベルであればたくさんの選手が参加します。
いろんな種類のドリルがありますが、とにかく積極的に前の列に並びましょう。
それだけでかなりの効果があります。
「僕はそこまで強くないから」と、自分のレベルを気にして前へ出ない選手はたくさんいますが、ぶっちゃけ現在のレベルは関係ありません。
積極的に前へ出る姿勢こそが、競技力を飛躍的に向上させるコツです。
精神論的な事かもしれませんが、コレが1番の本質です。
前へ出る事で気持ちも高まり、コーチの伝えたい事も正確に聞き取れます。
とにかく前へ!が大切です。
【コーチに質問する】
わからないことをわからないままにしていては、せっかくの練習会に参加した意味がありません。
あなた自身の技術を客観的に見てもらいましょう。
質問する際に「○○が△△なので悩んでいます」と、あなた自身が感じている課題を具体的に伝えておくと、コーチも返答しやすくなります。
課題が明確ではなければ「僕の動きどうですか?」と聞くだけでもOKです!
そこから課題が見えてきます。
どんな些細なことでもどんどん質問しましょう!
【他の選手の動きを見る】
練習会には様々なレベルの選手がいます。
強い選手はなぜ強いのか?
弱い選手はどこが課題なのか?
あなた自身が見て把握できれば、一気に競技力を上げるチャンスとなります。
他の選手の動きを見て、技術を盗む、課題を明確にすることはあなたにとって必ずプラスになります。
じっくり観察してみましょう。
【コーチに覚えてもらう】
積極的に前へ出たり、質問したりして、コーチに顔と名前を覚えてもらいましょう。
顔を覚えてもらえたら、他の選手よりもたくさん声をかけてくれます。
これは練習会だけではなく、試合のときにも見てもらえるようになるので、とにかく前へ出て覚えてもらいましょう。
練習会が複数回あるのであれば、1回目の練習会が勝負です。
そこで覚えてもらえたら、以後の練習会で必ず見てもらえるようになります。
「前回より○○が良くなったね」とコーチに言われたら、やる気も出るし確実に強くなっていることも証明できます。
コーチ目線
【選手に声をかける】
あたりまえのことですが、参加選手は「強くなりたい」と思ってあなたの指導を受けにきています。
中には顧問に「行ってこい」と言われただけの選手もいますが。
練習会のコーチをするのであれば、参加した選手が満足して帰ることを目指さないと二度と参加したいとは思ってもらえません。
できる限り1人1回以上は声をかけてください。
一言かけるだけで、参加した選手は「コーチに声をかけてもらえた」ということに満足します。
前へ出てくる積極的な選手はもちろん、1番後ろでコソコソやっている選手にもぜひ声をかけてあげてください。
【顧問に様子を伝えておく】
気になった選手の顧問には、課題や良かった点などを伝えましょう。
そうするとコーチであるあなたを頼ってくれるようになります。
練習会のコーチをする以上、関わった選手の競技力を上げることは必須です。
ただ、練習会を一度しただけで強くできますか?
強くさせるための種まきはできても、それを育てるのは顧問であり、選手自身です。
継続して選手に指導ができるように、練習会での様子を必ず伝えておきましょう。
練習会が終わったらやるべき事
【選手の視点】
練習会では様々な内容のメニューがあります。
練習会でやった内容をノートなどにまとめ、チームに戻ったら復習するようにしましょう。
1番いいのはコツや内容をメモしておき、チームメイトに伝えられるようにすることです。
他人に教えれるようになれば、それはあなたが内容を理解しているということです。
やった内容やコツを理解することで、あなた自身の競技力が向上します。
また客観的にあなた自身の動きも見れるようになります。
練習会で学んだことをしっかり理解し、あなたにとって合う内容かどうかも取捨選択できますので、しっかりとノートにまとめ、復習しましょう!
練習ノート(練習日誌)を効果的に書く記事も投稿しています。
書く内容がわからなければ、こちらも参考にしてみてください。→【陸上の練習日誌は必要か?】
【コーチの視点】
練習会であなたの目を引いた選手をメモしておきましょう。
そして顧問と連携して指導をきていきましょう。
動画などを残しておくことをおすすめします。
指導する機会が数回あるのであれば、毎回動画を撮影し、見比べることにより成長や課題が見えてきます。
練習会のコーチを担当する=選手を強くするために指導を依頼されている、ということですので、結果が出ないと不信感につながります。
選手が結果を出せるように、様々な手を使って、あなたのコーチとしての質を高めていきましょう。
陸上練習会で競技力を向上させるコツのまとめ
【選手】
・積極的に前へ出る!
・コーチに質問する!
・他の選手の動きを見る!
・コーチに顔を覚えてもらう!
・練習メニューをノートにまとめる!
・チームに戻って復習する!
・練習した内容を理解したら、あなたがコーチになってみる!
【コーチ】
・選手一人一人に声をかける!
・顧問に様子を伝えておく!
・伸びそうな選手には顧問と連携して継続指導!
本記事では選手の視点、コーチの視点で練習会で競技力を上げるコツをお伝えしました。
選手もコーチも、ついでに言うと選手の保護者や顧問も共通しているのは「競技力を上げたい」ということです。
本記事の内容をしっかりと理解して、次の練習会に活用してください。
筆者の僕は、陸上競技を頑張るみなさんを応援しています!
コメント