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中学校教員のメンタルが壊れないために〜心を軽くするコツ〜

たら

「中学校教員の仕事がしんどい」
「残業が多すぎる」
「精神的にも肉体的にもキツイ」
「もう辞めたい」

中学校で勤務しているとこのような悩みを一度は抱えたことがあるはずです。

僕も以前、中学校教員として働いていましたが、仕事が多すぎて本当にキツかったです。

部活動も主で顧問をしていて、土日は練習や大会の引率があり、最大で56連勤したこともあります。

時間外労働も平気で100時間を越え、身体ともにボロボロの時もありました。

この記事では「中学校教員の実態」や、「現在中学校教員の心を軽くする」ことについて紹介していきます。

目次

中学校教員のメンタルが壊れないために〜心を軽くするコツ〜

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【心を軽くするコツ】
①やらなければいけない事以外はやらなくてOK
②勤務時間終了後はすぐ帰る
③部活の外部指導者を管理職に要請する
④職員会議の提案文書は基本「昨年通り」
⑤どうでもいい事は「見て見ぬふり」

詳しい内容を紹介します。

やらなければいけない事以外はやらなくてOK

中学校教員はとにかく「多忙」です。

基本的に真面目な性格の人が多く、「生徒のために」と、何事にも一生懸命やってしまう人ばかりです。

小さい学校では校務分掌の割り当ても多く、自分が何の部会に入っているのかさえわからなくなることもあります。

それを全てしっかりこなすのは労力が大きすぎるので、しれっと部会の仕事を放置してみましょう。

以外と誰も気づかず、何もしない校務分掌になります。

正直「やらなければいけない事」というのは限られています。

授業、生徒指導、保護者対応、クラス経営ぐらいには力を入れて、その他の業務は後回しにしましょう。

勤務時間終了後はすぐ帰る

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中学校教員の時間外労働は平気で100時間を超えます。

「働き方改革」とかなんとか言われているこのご時世、勤務時間が終終わったらすぐ帰っても問題ありません。

実際に僕は遅くまで残っていたタイプでしたが、すぐ帰るようにしても特に困る事はありませんでした。

無駄に残っていると、別のやっかいな仕事(保護者からの連絡など)が入ってきたりもします。

どうしてもやらなければならない事があるのなら仕方ありませんが、「持ち帰りができる仕事か?」を判断して、家でできる事なら帰ってしまいましょう。

それだけで心身ともにかなり楽になります。

部活の外部指導者を管理職に要請する

部活動の顧問をするのはかなりの労力がかかります。

特に専門ではない部活動の顧問になると、ルールや指導方法を勉強する時間もあり、非常に大変です。

そんな時は管理職に「外部指導者をつけてください」とお願いしましょう。

今では大学生が「教育ボランティア」的な感じで指導に来てくれることもあるので、意外と簡単に見つかるかもしれません。

外部指導者がいる事で、部活動の負担がかなり軽減されます。

メニューを組んでくれたり、部活を丸々任せられたり、なんなら大会の審判などもやってくれるのでかなり負担軽減になります。

職員会議の提案文書は基本「昨年通り」

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職員会議の議事は基本的には毎年の変わりません。

提案する内容もぶっちゃけたいして変わらないので、文書の日付けを少しいじる程度で問題ありません。

昨年度の資料で反省点や改善点などがまとめられていたらいいですが、正直毎年同じ反省や課題が出ています。

なので改善してもあまり変化はないので、提案文書の作成で手間を取られないように、基本的に「昨年度通り」でOKです。

どうでもいい事は「見て見ぬふり」

学校で生活していると、気になる事はたくさん出てきます。

掲示物がはがれかかっていたり、生徒同士の小競り合いなど、気にしたらいくらでも出てきます。

正直「そんな事どうでもいいじゃん」って思うことに無駄に時間をかけている先生がいます。

そしてその先生の価値観の押し付けがある事もしばしば。

個人的に「どうでもいい」と感じた事は見て見ぬふりをしちゃいましょう。

意外とそれだけでも気が楽になりますよ。

中学校教員のメンタルを壊す主な仕事内容

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中学校教員のメンタルがやられる主な仕事をまとめてみました。

【メンタルが壊れる主な仕事内容】
①生徒指導
②保護者対応
③部活動
④公開授業等の準備

①生徒指導

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中学校での生徒指導は心身ともにかなりのダメージを受けます。

しょうもない小さなことから警察のお世話になるぐらいの大きなことまであり、日々モグラ叩きをしているようなものです。

生徒指導が入る事で時間が取られ、空き時間がなくなったり、授業の準備ができなくなったりもします。

それにより時間外労働も自然と増え、メンタルが徐々に崩壊していきます。

生徒指導は、生徒本人への指導はもちろん、保護者連絡や家庭訪問、学年団や生徒指導部会、管理職に報告し、情報共有する必要があります。

生徒指導を少し楽にするコツは「すぐに処理する事」と「学年団で指導にあたること」です。

1人で解決するのはぶっちゃけ手間も時間もかかるので、複数で対応するようにしましょう。

【生徒指導のコツ】
・すぐに処理する
・複数で対応する

②保護者対応

世の中にはモンスター的な保護者も存在します。

放課後に電話がかかってきて、平気で2時間話し続ける人や、酔っ払った勢いで電話をかけてくる人もいます。

基本的に保護者は「自分の子」を想って動いていることを理解しておきましょう。

また、電話や家庭訪問では「保護者を労う」ことをしておくと、対応が楽になるケースも多いです。

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「お母さんも忙しいのに、子どものことで連絡いただきありがとうございます」
「お家で聞いてくれたことを教えてくれてありがとうございます。一緒に頑張りましょう」

こんな感じで一言添えておくとスムーズに話が進められるケースが多いです。

【保護者対応のコツ】
・保護者と同じ目線で話すことが大切
・保護者を労う言葉をかけておくとGOOD!

③部活動

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部活動についてはメンタルというより、まずは体がとにかくしんどくなります。

それに伴ってメンタルがやられていきます。

あくまで部活動は「生徒の自主的な活動」という位置付けですが、ぶっちゃけ生徒や保護者はそう思っていません。

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「もっと部活を多くしてください」
「もっと効率のいいメニューにしてください」
「何でレギュラーじゃないんですか?」

このような意見もたくさん出ます。

現在、部活動が完全地域移行に向けて準備されていますが、正直言ってあまり変わらないと感じています。

地域移行するとおそらく「月謝」がかかるようになるため、保護者からは「学校で部活してください」などのクレームが多く寄せられます。

部活に関しては課題が山積みですが、このご時世、土日を休みにしても問題ありません。

部活はやる気が出ないのであれば適当にしていても文句を言われる理由がないので、深く考えすぎないようにしましょう。

④公開授業等の準備

個人的にコレが1番嫌いです。

校内研修や小中学校交流会などで公開授業をするのはいいのですが、指導案作成にめちゃくちゃ手間がかかりますよね。

指導案を作成し、検討会で指摘され、修正して印刷する。

これだけで数日を費やすので本当に邪魔です。

指導案作成を少しでも楽にするために、過去のものを残しておいたり、他の先生が作ったものをパクりましょう。

また、1回目の指導案検討では本気を出したものではなく「とりあえず書いてみた」程度のものでOKです。

どれだけ頑張って書いてもたくさん修正されるので、それなら最初から適当に作って修正してもらう方が気楽です。

【指導案作成を気楽にするコツ】
・他の先生からパクる
・今までのものを残しておいて再利用する
・最初の検討は手抜きの物でOK

中学校教員がメンタルを壊さないために「手抜き」も必要

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どんなことにも一生懸命頑張っている先生も多いですよね?

この記事を読んでいるあなたも一生懸命すぎて「疲れたー」って思う毎日を送っているのではないでしょうか?

色んなことに頑張りすぎると心も体も疲弊してしまいます。

特に中学校教員の場合は「生徒のために」頑張りすぎちゃう人も多いです。

「生徒のため」を考えるのであれば、授業とクラス経営くらいは頑張って、その他の部分では手を抜いてしまいましょう。

正直、保護者対応やPTA活動、校務分掌のほとんどが、たいして頑張らなくても問題ない仕事です。

手を抜いていてもバレず、なんなら全く手をつけなくても誰も気づかないようなものまであります。

「業務の精選」なんてことを管理職は言いますが、いらない業務を無くしていく行動を起こす教員は少ないです。

いくら仕事をこなしても、次から次に仕事が降ってくるので、しっかり手抜きをすることも大切です。

やるべきことだけしっかりやって、抜けるとこは手を抜きながら、のんびり仕事していきましょう。

中学校教員はどれだけ残業しても給料は変わらない

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教員は「定額働かせホーダイ」といわれているように、どれだけ時間外労働しても給料はかわりません。

業務終了のチャイムが鳴ってすぐ帰る人も、残って授業準備している人、保護者対応を夜中までやっている人、全てが同じ給料です。

改めて考えると、長い時間残業しているのは馬鹿らしくなりませんか?

遅くまで残ってやっている仕事は、本当に「今」必要ですか?

今すぐ必要な仕事でなければすぐにやめて帰っちゃいましょう。

計画立てて先に進めれば進めるほど、次々に違う仕事が舞い込んできます。

先に進めなくてもいいので、今すぐ必要なことだけを考えて仕事し、業務時間が終わったらすぐに帰ってしまいましょう。

中学校教員のメンタルが壊れないために【まとめ】

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この記事では、ブラック教員とも呼ばれる中学校教員の心を軽くするコツについて紹介しました。

僕も以前は中学校教員で、月に100時間以上の残業は当たり前、最大56連勤をしたこともあります。

現在は違う職になりましたが、今のところは残業したらした分だけ残業代が出ます。

余談ですが、100時間も残業代したら残業代だけで30万円近くもらえました。

教員は無償となるので、早く帰っても正直文句を言われる理由がありません。

また、手抜きしても誰も困らない仕事が盛りだくさんです。

あなたの心が少しでも軽くなるように、しっかり手抜きして仕事していきましょう!

教員の仕事についての記事は他にもありますので、気になる方はご覧ください。

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