「思うように記録が伸びない」
「去年よりいい記録が全然出ない」
「中学生の時の方が記録良かった」
こんなお悩みのお持ちのあなた、記録が伸び悩む原因は理解していますか?
本記事では陸上の記録が伸び悩む原因や対処法などをお伝えしていきます。
この記事を読んで内容を理解し、改善することで一気にレベルアップできるかもしれません。
しっかり実践して、来シーズンは目標以上の結果が出せるように、表彰台のてっぺんに立てるように頑張りましょう!
【この記事を書いた僕】
・25年以上陸上競技に携わっている
・選手として日本一を経験(全国大会入賞8回)
・指導した選手が全国大会入賞、出場者複数名
・小、中、高校生への指導を多数依頼されています
陸上の記録が伸び悩む原因
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陸上の記録が伸び悩む原因は様々です。
今までと同じように練習を積んでいても、少しのズレで大きく記録が変動するのが陸上競技です。
ではどのような原因があるのか、多い事例をご紹介します。
タイミング
伸び悩む時期で一番多いタイミングは中学を卒業して高校に入学した時、高校から大学へ進学した時です。
環境の変化によって悩んだり、上級生から下級生になるのでストレスが溜まったり、入学前までしっかりとトレーニングを積めていなかったりすることが原因としてあげられます。
所属していた中学校や高校では、3年生の最後の大会が終われば学校的には「引退」と言う形になります。
それにより今まで通りのトレーニングが積めなくなることが多いです。
自主練習をする選手も多いですが、やっぱり「仲間と競い合ってトレーニングする方が効率が良かった」と思うことでしょう。
指導者が変わる
年度始めに陸上部の顧問が変わることがありますよね。
それにより指導方法や方針が変わります。
新しい顧問やコーチがあなたに合っているのであれば伸びていきますが、全く合わないと記録が落ち込むことがあります。
また信頼関係も一から築いていかないといけないので、多少面倒です。
練習内容が合わない
普段の練習内容はあなたにとって合っていますか?
周りの選手と同じようなトレーニングをしていませんか?
例えば投擲選手と跳躍選手では必要なトレーニングが違います。
走高跳の選手がガンガンベンチプレスをしていても、跳躍の動きにはつながりにくいです。
あなたの種目に合った練習方法を見つけることが必要です。
体格が変わる
これはぶっちゃけどうしようもないです。
特に多いのは冬場に女子選手の体重がみるみるうちに増加していくこと。
一冬超えて体に丸みを帯びてくる選手も少なくありません。
また、男子選手では身長が急激に伸びたりして、今までのキレが無くなったりすることもあります。
その体型に合った技術や筋力が必要となりますので、練習方法を見直しましょう。
技術が変わる
トレーニングを積んでいくと基礎体力はもちろん、技術も変わってきます。
特に跳躍選手は冬季練習で走力が一気に上がり、それを跳躍に活かせきれない選手が多く見られます。
スピードや筋力が上がれば、それを活かすことのできる技術が必要です。
「去年と同じようにやっているのに」では伸びません。新しい技術を取り入れましょう。
ケガしてしまう
コレは陸上競技選手にとって一番辛いです。
ケガをしてしまいトレーニングが積めない。
仕方のないことですが、まずはしっかりケガを治す事を優先させましょう。
ただ、怪我をしてもできるトレーニングもあります。
怪我をしたら普段足りていない補強をしっかり取り組みましょう。
実際に怪我をして、体幹を鍛えまくった選手がビックリするような記録を出すこともありました。
伸び悩みへの対処
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ここまで伸び悩みの原因で多いものを紹介してきました。
ここからは対処の仕方をご紹介します。
しっかり対処法を理解し、記録を伸ばしていく手立てを身につけてください。
動画で原因を見つける
普段の練習や試合の時の動きなど、できる限り動画として残しておきましょう。
良かった時と悪かった時の動きを見比べて原因を探りましょう。
もちろん動画だけではわからないこともたくさんありますが、客観的にあなた自身の動きを見て、改善点を見つけ出しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、ほんの少しのズレで記録は大きく変わります。
コレは良くも悪くもという意味です。
少し変えるだけで驚くほど記録が伸びる人もいます。
練習内容を見直す
毎週同じ練習をしていませんか?
毎日トレーニングしていると、わかりにくいですが少しずつ強くなっていきます。
ずっと同じメニューだとそれ以上を求めることができません。
反復練習も必要ですが、同じ事をやり続けるのはあまりおすすめしません。
メニューの強度やパターンは見直しましょう。
見直すタイミングは、今までやってきたトレーニングに慣れて「楽になった」と感じたタイミングです。
その分あなたは確実に強くなっていますよ。
強化練習に参加する
市町村レベルや県レベル、もしくはそれ以上のレベルの強化練習会には積極的に参加しましょう。
普段指導している顧問以外のコーチに見てもらい、新しい技術や発見があります。
普段やらない事をやったりするので頭が混乱するかもしれませんが、まずは色々やってみましょう。
その上でメニューの取捨選択をしていくと、あなたに合っているメニューを見つけ出すことができます。
また、ライバルの動きを見る事で何か技術を盗めるかもしれません。
刺激にもなります。
強化練習会には意欲的に参加するようにしましょう。
他の指導者に相談する
これは強化練習のところでも触れましたが、他の指導者に見てもらうのは新たな技術を得るチャンスです。
有名な指導者のところに行って、ぜひみてもらいましょう。
基本的にはどの指導者やコーチも親身になってアドバイスしてくれます。
色んなコーチや顧問を巻き込んで、あなたが強くなるきっかけにしましょう。
栄養面にも気を配る
コレが一番重要かもしれません。
男子選手はとりあえずプロテイン飲んでおけばあまり気をつけなくても大丈夫ですが(笑)、女子選手は「食べたら太る」と思って食べる事をためらう選手もいます。
真面目な選手ほどその傾向があります。
僕が指導している選手にもいました。
トレーニングをしっかり積み、栄養もしっかり摂らないと身になりません。
毎日しっかり3食たべ、トレーニング直後と就寝前にプロテインを飲む。
コレで陸上競技の栄養はバッチリです。
まとめ
陸上競技は「強さが記録になって表される」競技です。
記録によってモチベーションの浮き沈みも激しいです。
本記事を参考に、伸び悩んでいるあなたが伸びていくきっかけになれば幸いです。
最後に本記事の内容をまとめておきます。
【伸び悩む原因】
・中学や高校卒業のタイミングに伸び悩む→環境や指導者、練習内容の変化、下級生になるストレスなどが原因
・練習内容が合っていない→メニューに慣れたら強度や内容を変えましょう
・体格の変化→身長が伸びたり体重が増えたりする→体重の管理のみ対応可能。頑張りましょう!
・技術の変化→スピードや筋力に合った技術をつけましょう
・ケガしてしまう→ケガは仕方がない!治すことが優先!焦らず補強を徹底的にやろう!
【伸び悩みへの対処】
・動画をたくさん残しておき、客観的にあなた自身の動きを知ろう
・他の指導者にも見てもらおう
・強化練習会には積極的に参加しよう
・栄養面も気をつける→3食しっかり食べる、トレーニング直後と寝る前のプロテインでOK!
以上になります。
あなたが伸び悩んでいる時期が少しでも短くなり、思う以上の結果を出せるように記事を書きました。
あなたが来シーズン、様々な大会で活躍される事を願っています!
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