いきなりですが、みなさんは夢や目標を持っていますか?
私には大きな夢があります!
それは、教員という職業でなければほぼ叶えることができない夢です。
私は大学を卒業して陸上競技を引退した時に大きな「夢」を持ちました。
それはもちろん陸上競技に関することです。
ここではあえてどのような夢を持ったのかはお伝えしません。
が、私は教員時代、生徒には「夢や目標は声を大にして言い続けなさい。一人では難しくても、言い続けることにより周りの人が支えてくれます。」と伝えていました。
「どの口が言ってるんだ?」という声が聞こえてきそうですが、私はこのブログでは「まだ」言わないことにしておきます(‘ω’)
さて、タイトルの通り私は教員採用試験に何度も落ちました。
情けない話ですが、私が受験していたころは現在よりも倍率が非常に高かったため、狭き門でした。(言い訳にしておいてください・・・)
何度も挑戦した理由は「夢を叶える」ためです。
何度も挑戦してきた教員採用試験。
何度も落ちることにより、わかってきた事を、これから教員を目指す未来の先生方にお伝えしていきます。
専門教養は確実に高得点を!
当たり前のことですが、ご自身の専門教科は高得点を取らなければ話になりません。
とは言っても、この専門教養は受験者のほとんどがかなり勉強をしてくるところです。
平均点が高くなるところですので、確実に平均点以上をとることが必要です。
確実に平均点以上をとることが必要ですが、正直専門教養は範囲は広いですが、勉強しやすい上に簡単に頭に入ります。
ですのであまり時間をかけなくても、少し勉強しておくだけで平均点はとれます。
教職教養はしっかり学習しておくこと!
教職教養の勉強は時間をかけてしっかりとやっておくことをおすすめします。
これはあまり聞きなれない言葉や人物名がたくさん出題される項目です。
確実に覚えておく内容としては・・・
◎学習指導要領について
・総則や変更点、「道徳」の教科化について
文章を覚えようとすると半端ない量ですので、必要な部分だけ覚えておけば問題なく正解できます。
新学習指導要領の大きな柱は何でしょうか?
大きな変更点は?
子どもにどんな力をつけさせたいですか?
などを考えると、覚える内容はそこまで多くありません。
◎教育心理学者の名前等
・有名な人物
・聞いたことがある実験名と実験者
これは普通に教職教養の問題集などに記載されている人物名や実験方法及び実験者を覚えておくと比較的点数を稼ぐことができます。
◎教育史
教育の歴史について、何がどのように変換してきたのかを覚えておきましょう。
教職教養で大きく点数を稼ぐのは、「学習移動要領」をしっかり勉強することと、過去問などを見比べてみて出題傾向を見ていくと、平均点以上は取れるはずです。
教職教養を勉強してこない受験者は意外と多いため、平均点はかなり低くなります。
学習指導要領をしっかりやっておくだけで、周りの受験生より一歩優位に立てます。
一般教養は中学レベル!
一般教養をしっかり勉強する人がたくさんいますが、あまり難しく考えなくてOKです!
一般教養は範囲も広く、内容も非常に多いので勉強することはたくさんありますが、内容は中学校で習う程度のレベルで出題されます。
もし中学校で講師をしているのであればかなりチャンスです!
授業の空き時間に、他教科の授業を見せてもらいましょう。
忙しいとは思いますが、例えばT・T(チームティーチング)で授業に入ったりすると、そこで学習した内容を覚えておけば出題される問題がドンピシャで当たることも多々あります。
他教科の授業に入ることのメリットは正にその部分です。
そして中学校の先生は、「1つの授業で受け持つ生徒全員が理解できる」ように授業を進めていきます。
「教員を目指す大学生以上の大人」が理解できないわけがありません。
それだけで平均点以上は確実に取れますので、ぜひT・Tに入ってください!
面接は受け答えをしっかりと!
教員採用試験で最も重要な試験項目はこの「面接」です。
面接では緊張してしまい、言いたいことを言えずに低い点数を取ってしまう受験生はたくさんいます。
緊張するのは当たり前!みんな緊張します。
ですが、難しく考えすぎる必要は有りません。
なぜかというと、面接官はあなたの「良いところ」を探しています。
粗探しをしているわけでもなく、もちろん「敵」ではありません。
どんなところを見られているのか・・・
それは、「受け答えはできているか」「面接を受ける姿勢」「社会人としてのマナーや態度」などです。
面接の質問に完璧な答えはありませんし、求められていません。
質問内容に沿った答えを出せていれば何も問題ありません。
◎集団面接
6人前後の受験者と、3人程度の面接官で行います。
高得点をとるために最低限必要なことは、話している他の受験者をしっかりと見ながら大きく頷くこと。
質問内容への答えを大きく外さず、他の受験者が答えた内容を肯定的に話し、次につながる内容を自分が話せたらかなり好印象を持たれます。
私の友人は、集団面接で最後まで何も答えずに頷き続け、最後の最後に内容をまとめて話すことで平均点を大きく上回ったと言っていました。
全く違う内容を話す受験生もいますので、質問内容をよく考え、内容に沿ったことをしっかりハキハキと話せば問題ありません。
よく聞かれる内容は、問題行動を起こした生徒への対応の仕方、時間外労働時間について、保護者対応などです。
ぶっちゃけどんな問題でも、「報告・連絡・相談をしっかり心掛け・・・」「生徒に寄り添って、保護者の想いもよく聞き・・・」「学校、家庭、地域と連携・・・」と言っておけばOKです(^^)/笑
◎個人面接
これは一番大事な試験項目です。
受験者1人と面接官3人のパターンが多いかな。
これも集団面接同様、社会人としての最低限のマナー、ハキハキと答える、受け答えをしっかりしているというところを見ています。
個人面接で答えるコツは・・・
「しゃべりすぎないこと」「答えた内容を突っ込ませる」の2点です。
例えばよく聞かれる「学生時代、特に頑張ったことはどんなことですか?」という質問に対してどのように答えるか。
私なら、「部活動です。陸上競技部に所属しており、全国大会で〇位になりました。」とだけ答えます。
すると面接官が「どの種目ですか?」や「部活でどんな役割をしていましたか?」や「記録を伸ばすために苦労したことは?」などを聞いてきます。
それに対して、また答えていけば高得点がとれます。
面接でよく失敗することは、「覚えた文章をすべて話してしまう」「最終的な結論まで話してしまう」ことです。
面接官に突っ込まれないのは、「もう聞くことがない」「突っ込みようがない」ということです。
いかに突っ込ませて、それに対して答えられるかがポイントですので、「しゃべりすぎない」「ここの内容を突っ込んで!」という答えを考えておくと、個人面接はもらったも同然です!
模擬授業は導入部分だけ!
模擬授業って緊張しますよね?
ですが、正直模擬授業はたいして難しくありません。
特に講師をしている人は、普通に生徒がいることを想定しながら、いつも通りの導入部分をやればいいだけです。
教室全体を見渡しているような目線、会話をしているような内容、少し笑いを求めたりするのも有りです。
もし黒板やホワイトボードを使用する場合、字の書き順と大きさだけ注意しましょう!
一番後ろの席の生徒が見えるように意識するとOKです。
その時に「一番後ろの〇〇さん、見えますか?」と添えておくとさらに好感触です(‘ω’)
終わりに
いかがでしたか?
教員志望の人が年々減ってきている状況ですが、まだまだ志望者はたくさんいると思います。
各大学では教員採用試験対策がされていると思いますが、内容や注意すべきポイントを理解していれば、きっと難しくないと思います。
(何度も落とされた私が言うのもなんですが・・・)
私は結婚して子どもができてから採用試験対策を始めました。
(言い訳です。でも事実です。)
勉強と対策をしないと合格は難しいですが、しっかり対策をすればきっと合格できます。
教員という仕事は特殊で、正直大変なことも多く、理想とは違うところもたくさんあります。
ですが、生徒の成長を一番近くで見ることができる素晴らしい職業です(^^)
今のこの時期、教員採用試験に向けて勉強をしている人がたくさんいます。
この記事を読んでくださった受験者の方々が、しっかりと対策をして、合格発表で受験番号が張り出されることを願っています!
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