高校総体(インターハイ)や中学総体(全中)の代替大会の必要性と課題

新型コロナウイルスの猛威が全国的にも広がり、高校3年生・中学3年生にとって一番大切な大会であるインターハイや全中が中止になってしまい、やりきれない思いの中高生がたくさんいます。
また、中高生の保護者や顧問の先生方にとっても辛い思いをしているのではないでしょうか?

インターハイや全中が中止となり、今年度開催予定の鹿児島国体も延期or中止になることが予想されます。
県大会も開催されるのかも微妙な状況ですが、最近では連日『代替大会』開催を検討されています。

今まで頑張ってきた中高3年生にとっては非常にありがたいことです。
今日のお話はこの『代替大会』についてです。

代替大会の必要性や課題について、元教員で、学生時代に全中やインターハイに出場した私の視点で思いつく限り語っていきます。

目次

代替大会の必要性

夢や目標を無くしたまま引退していいの?

みなさんには本気の夢や目標ってありますか?
その夢や目標が、得体のしれないウイルスのせいで無くなってしまったらどう感じますか?
それが代替大会を行う最大の『必要性』につながります。

中高生にとって、インターハイや全中を目指すということは、現実的な夢や目標です。
大人になってからよく思うところがあるのですが、中高生って本当にすごいです。

◎中高生の生活の流れ(私の場合)
7時過ぎから朝練習→16時頃までお勉強+掃除等→部活動→帰宅後に塾に行く生徒もいる→22時頃帰宅→お風呂に入って寝る→6時に起きてまた朝練習から・・・
土日は休みたくても大会や練習試合が毎週のようにあり、土日の方が体力的にもしんどい・・・。

超ハードスケジュールです!

私も中高生の頃はこんな生活でしたが、今思えば『よくやったよなぁ・・・』と本気で思います。
そんな超ハードな生活も全て『インターハイ』や『全中』で活躍するため。

ですが、その生活のほとんどを費やした努力の先の夢や目標とする大会が新型コロナウイルスのせいで無くなる。

夢や目標を無くした中高生はモヤモヤしたまま引退すればいいの?
せめて努力してきた成果を披露する場を設定してあげたい・・・
そんな思いから『代替大会』や『県独自の大会』が開催することを検討されています。

中高3年生にとっては唯一の成果を披露する場・・・
元教員で、元インターハイ・全中選手の一人としてぜひ開催していただきたいと思います。

進学先に影響が出る?

努力の成果を披露する場の設定が、中高3年生にとって必要だと上記で語りましたが、これは高校側・大学や企業側にとっても必要です。

高校・大学では、一人でも多くの有力な選手を獲得したがっています。
また、中高3年生にとっても同様で、次のステージで活躍するためにはやはりいい記録やいいプレーを披露しておきたいところです。

私は競技の実績がそこそこ出すことができていたため、大学は『特待生』として入れていただきました。
授業料や入学金が免除され、これが最大の親孝行になったと思います(‘ω’)
また、高校入学の時にも全中に出場した選手としてスポーツ推薦をいただきました。

結果を残す場があるということは、その選手の将来にも大きく影響してきます。

インターハイや全中の他にも、甲子園が中止になりましたが、甲子園はプロ野球のスカウトもたくさん見に行きます。
将来プロ野球選手を夢見ている野球少年、将来のチーム事情を見据えてのスカウトの両方ともこの『代替大会』を望んでいることでしょう。

日本のスポーツ界に影響が出る?

現在の中高3年生の中には将来世界大会で大活躍する選手が必ず眠っています。
陸上競技だけではなく、すべての競技を見据えた話になりますが・・・。

どの年代でも何かの競技で世界で活躍する選手が必ずいます。
インターハイや全中が無くなり、もしかしたらこのまま引退してしまう恐れもあります。

そうなると将来の日本スポーツ界にとっては大打撃です。
陸上競技で言えば『ダイアモンドアスリート』の発掘ができません。

陸上競技は強さが数字になってはっきりと表れるスポーツであり、一度でも大会を行うことができれば全国ランキングをつけることができます。

もちろん1回の大会の記録のみで『ダイアモンドアスリート』が決まるわけではないと思いますが、今まで無名だった選手が一気に全国区の選手になりえることも起こります。

中高3年生という時期は、その覚醒(急成長)する時期ですので、私も代替大会の開催を望んでいます。

代替大会を行うにあたっての課題

感染拡大する恐れあり

最大の課題はこの感染拡大です。

代替大会や県独自の大会を開催することにより、クラスターが発生し、感染が拡大することが予想されます。
大会には多くの選手が集まりますし、観客や保護者、大会の関係者など、様々な立場で人が集まります。

『無観客試合』も検討されていますが、選手が大会でコロナウイルスに感染する→感染に気付かず家や学校へ行く→感染が拡大する・・・

そう考えると無理をして大会を開催することができません。
何より夢や目標はもちろん大切ですが、『命より大切なものはない』ので安易に大会を開催するのはどうでしょう?

特にスポーツの大会は飛沫があちこちに飛び散ります。

完全に対策ができないことも大きな課題の一つです。

費用がたくさんかかる

大会を開催するにあたって、おそらくどの大会でも『感染症予防対策』がしっかりとできていないと国はGOサインを出さないでしょう。

では『完全な予防対策』とは?

ぶっちゃけ、完全なものはありません。
せいぜいアルコール消毒と検温、ソーシャルディスタンスの確保(これは注意喚起程度しかできません)くらいではないでしょうか?

大会に参加するのであれば、各入口に数個ずつアルコールを設置する、入場時に検温を行うなど、感染症予防対策にはお金がかかります。
一瞬で検温するためにはそれなりの額がする器具が数台必要です。

また、3蜜(密閉・密集・密接)を避けるために、会場を複数個所借りるとなると、会場使用料が2倍・3倍と膨れ上がります。
そのうえ『無観客』となると、チケットやプログラム等の収益が見込めません。

その費用はどこから捻出しますか?

各都道府県?
各競技協会?
国?
協賛企業?

費用の面ではやはり課題が残ります。

別の心配も・・・

なかなか運動やトレーニングをする機会がなく、ほとんどの選手の体力が低下していることが予想できます。
高い強度の練習や、高い気温に体が慣れていない状況で大会を開催してしまうとケガや熱中症のリスクが倍増します。

ケガの防止のためにも、しっかりとケア(アイシングやリカバリーなど)をしなければなりません。

※お勧めのリカバリーサンダルの『oofos』です。
地面への接地が非常に柔らかくなる優れものです。
普段歩いているときにリカバリーができ、姿勢もよくなる効果が得られます。
ケガの予防にお勧めです♪

そして、新型コロナウイルスは命を脅かす存在ですが、熱中症も気をつけなければなりません。
数年前、陸上競技選手(高校生)が熱中症で命を落とすニュースを見ました。

体が暑さに順応していない状況での大会開催は正直危険がいっぱいです。

大きなリスクを負ってまで、代替大会を開催するのはどうかと思う自分もいるのが正直なところです。

終わりに(まとめ)

ここではインターハイや全中の代替大会についての必要性や課題を語りました。

個人的な意見としては、ぜひ開催してほしいです。

中高生の夢や目標の続きをぜひ持たせてあげてほしいものです。

※この記事で書いた内容

◎代替大会の必要性
・夢や目標を無くしたまま引退していいの?
・進学先に影響が出る?
・日本のスポーツ界に影響が出る?

◎代替大会を行うにあたっての課題
・感染拡大する恐れあり
・費用がたくさんかかる
・別の心配も・・・

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)/

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