先日、私が職場へ向かっている時の事・・・
通学中の中学生が踏切を渡るときに、全員が自転車を降りて踏切を渡っていく。
踏切を渡り終わったらすぐにまた自転車に乗って走っていく。
『今の必要?』と思い、少し校則について考えていこうと思う。
私は元々は教員でした。
教員時代、様々な学校で仕事をしていましたがどの学校にも『それは必要?』と感じる校則がありました。
世間では『ブラック校則』がどうのこうのと、一時期話題になりましたが(まだ話題になっているかな?)『その校則は必要?』と感じた事例をいくつか挙げていきます。
ブラック校則について、元教員の視点で考える。
教員にとって、生徒を管理するためには校則は必要だと思います。
どこかの学校では校則を一切無くして上手くいったと報道されていましたが、実際はどうなのかはわかりません。
Yahoo!ニュースか何かで記事を『読んだ』だけですので。
教員にとっては『必要だ』と感じる校則も、生徒にとっては『必要ない!』と感じることも多いです。
それがいわゆる『ブラック校則』なのでしょう。
今回の冒頭であった『踏切では自転車から降りる』ことを含め、最近まで教員として働いてきた中で出会った校則についていくつか紹介していきます。
登下校について
登下校の決まりは、『生徒の安全が第一』ということを前提に校則が決められています。
より安全に登下校できるように、『通学路』が定められているところも多いです。
少し遠回りになりますが、安全第一です。
よくある登下校の校則をいくつか紹介します。
・荷物は自転車の荷台に縛る(前のかごに入れない)
・登校中はヘルメットを着用(徒歩も含む)
・横断歩道ではなく歩道橋を渡る
・自転車のギアは3段まで(なぜ?ブラックだろ、コレ。)
・登下校中に3回指導を受けた場合、自転車通学を禁止する(守らせるためだけど・・・)
うーん、いろいろありますね。
自転車のギアの指定まである学校もありました。
この学校は3月末(新年度を迎える前)に、保護者から『なぜうちにある自転車ではダメなのでしょうか?』と、問い合わせがけっこうありました。
回答は『生徒の安全の為です』でしたが、ぶっちゃけ私も保護者も腑に落ちない部分がありました。
服装・髪型について
これは生徒からたくさん文句が出る校則です。
今の時代に合っていない校則も多々あります。
よく教員側が理由説明をする時、『入試はその身なりで受けますか?』と聞いていました。
私も『おかしい』と思うことも多々ありました。
・ツーブロックや刈り上げはダメ
・眉毛はそのままにする(自然に生えているまま)
・アシンメトリー禁止
・染髪、脱色、パーマ禁止
・ヘアアイロン等の使用禁止(これは苦情多数)
・肌着は無地の白(何色でもいいじゃん。)
・下着は白(何色でもいいじゃん!)
・靴は白の運動靴のみ(何色でもいいじゃん!!)
・ベルトは黒か濃い茶色のみ(これはわからなくもない)
・カバンにキーホルダーは1つだけOK
・スカートは膝が見えない長さ
・セーターは白か黒のみ。カーディガンは禁止
『下着は白』とか、黒のブラをつけている子に指導なんて、男性教員にとってやりにくいでしょう。
その髪型を禁止する校則って、今の時代に対応していないですよね・・・
その他の校則
それ以外にもたくさん校則は定められています。
全部頭に入らないし、校則をつくる=違反したら指導しなければならない・・・
しかも生徒が納得して、再度違反をしないようにしなければならない。
教員にとっても『邪魔な校則』というものもたくさんありました。
・職員室に入るときは荷物を廊下に置く
・部活動では靴と靴下は自由
・エアコンは先生しか触ってはいけない
・携帯やスマホは持ってこない
・学校に不必要なものは持ってこない
・制汗剤は無香料のもののみ使用可
・全員が部活動に入部すること
・生徒同士の物の貸し借り禁止
・体調不良で保健室で休む場合は1時間のみ
・友達の家に泊まることは禁止
・体育祭や文化祭の後の打ち上げ禁止
・ペットボトル禁止
・水との中身はお茶か水のみ(スポーツドリンク禁止)
先生も疲れる
ブラック校則に対して反発する生徒はたくさんいます。
その生徒に指導して、夜には保護者から苦情が来ることも多々あります。
ブラック校則があるせいで、先生も大変疲れます。
学校の中で『この校則は絶対必要』と思うものは必要ですが、それ以外の校則はぶっちゃけいりません。
先生にとっても余計な仕事が増えるだけです。
上記の『体育祭や文化祭の後の打ち上げ禁止』なんて、いい例です。
『おたくの学校の生徒が〇〇←店名 で打ち上げしてますよ』なんて通報があったら、先生はその場に行って指導しなければなりません。←実際にありました。
打ち上げくらいしたらいいのに・・・と思いますが、禁止する理由ももちろんあります。
『誘われていない子がいるかもしれない』『夜なので危険』『お金がかかる』『悪さするかも』など、打ち上げ→その他の問題行動につながるため禁止となっています。
様々なことに対応しなければならない先生は、校則によっても疲労をたっぷり蓄えています。
疲労たっぷりの先生に・・・
毎日の激務でくたくたになっている先生はたくさんいます。
私も一昔前はそうでした。
私は少しでも疲労を抜くために、『リカバリーサンダル』を学校ではいていました。
[affi id=7] ←これです
『oofos』のリカバリーサンダルですが、疲れた先生にお勧めのサンダルです。
『リカバリーサンダル』とは『疲労回復』のためのサンダルです。
実際に履いてみた感想としては、控えめに言って『最高の履き心地』です。
気になる方は下記のレビューをご覧ください。

先生にとって(というか働く人にとって)疲労は天敵です。
疲労回復方法はたくさんありますが、足元から回復してみてはいかがでしょうか?
疲労が溜まると様々なことに対して余裕がなくなります。
冷静な判断ができない状態で生徒を指導した後、保護者からクレームを受けることにならないように、疲労はしっかりと抜くことを意識しましょう。
おわりに
いかがでしたか?一口に『校則』といってもこれだけたくさんあります。
※もちろんこれだけが全てではありません。
校則=生徒を守る・成長を促す・学校生活を充実させるものではありますが、全くそうじゃないものも実際にはたくさんあります。
どこぞやの『校則を無くした学校』で一度働いてみたいものです。
実態ははたしてどうなっているんでしょうか?
校則は生徒にとっては窮屈なものですが、実は先生にとっても窮屈な部分があります。
先生の疲労を溜める一つの要素にもなっています。
おそらくこの記事を読んでくださっている方は、学校関係者もしくは保護者だと推測されますので、『おかしい』と思った校則はぜひあなたの手で無くしていきましょう。
先生や生徒にとって『過ごしやすい学校』を造るためには、思い切って『無くせる校則は無くす』ことを取り組んでみてください♪
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