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陸上リレー~4人でつなぐバトンと心~

陸上競技ファンのみなさん、こんばんは(‘ω’)
陸上バカです♪

今回は陸上競技の花形:リレーについて書いていきます。

リレーで一番ポピュラーなものは、4×100mRです。

この4×100mRは、日本が得意とする種目で、前回の2016年リオデジャネイロオリンピックでは銀メダルを獲得しています(^^)/

1走:山縣亮太選手・2走:飯塚翔太選手・3走:桐生祥秀選手・4走:ケンブリッジ飛鳥選手です♪

リオデジャネイロオリンピック決勝では37秒60のアジア新記録を樹立されました!

アンカーにバトンが渡った時点ではトップ!

隣のレーンには100m・200mの世界記録保持者のウサイン・ボルト選手でしたので、最後はかわされましたが、堂々の銀メダル獲得!!

とっても見ごたえのある、興奮するレースでした(^^)/

世界の強豪相手に堂々の2位・・・

ですが、短距離の個人種目では決勝に日本人選手は残っていませんでした。

個々のレベルで考えると、ほかの国の方が力は上です。

2016年のオリンピックでは、まだ日本人は9秒台は一人もいませんでした。

この時の各選手の自己記録は・・・

山縣選手(10秒03)、飯塚選手(10秒36)、桐生選手(10秒01)、ケンブリッジ選手(10秒10)です。
※2020年現在では、各選手の自己ベストは上がっています。

4人の合計タイムは40秒50・・・
リレーの決勝のタイムは37秒60!!

日本チームは、バトンパスの技術で2.9秒も短縮することに成功しています!!

このバトンパスの技術で、強豪だらけの中で2位に入るという結果を叩き出してくれました(^^)

バトンパスの技術は日本チームが世界一と言われているのも頷けますね♪

目次

バトンパスの技術

上記にも書いたように、リレーはバトンパスの技術でタイムが向上します。

ではバトンパスの技術はどのようなものがあるのでしょうか?

いくつか紹介していきます。

まずはバトンパスの仕方は大きく2種類あります。

①オーバーハンドパス
一般的にはこのオーバーハンドパスが知られています。
オーバーハンドパスの一番の利点は、利得距離が大きいことです。
利得距離とは、バトンを渡す手(腕)と、もらう手の長さの距離のことを言います。
しっかりと伸ばし切ると、だいたい1m50cm~2mくらいじゃないかと思いますが、これを3回(1走~2走、2走~3走、3走~4走)行います。
150cm×3回=4m50cm 200cm×3回=6m
しっかりと利得距離を得られれば、4m50cm~6m分走らなくていいわけです。
4m50cm~6mって、けっこうな距離ですよね(^^)

タイムにしたら、だいたい0.5秒くらいあります。

ですので、オーバーハンドパスで大事な技術は・・・
『腕をしっかりと伸ばす』こと。

バトンを受ける人は、しっかりと肩の高さまで腕を上げます。

全速力で走ってきた選手に、手のひらをしっかりと向けます。

渡す選手は、腕を伸ばし、手のひらへ押し込むようにバトンを渡すといいでしょう。

②アンダーハンドパス
日本チームはこのアンダーハンドパスを採用しています。
このアンダーハンドパスは、前述のオーバーハンドパスに比べて『利得距離』が短くなります。

アンダーハンドパスの最大の利点は、『走るフォームを崩さずパスできる』というところにあります。

オーバーハンドパスは、利得距離を得るために腕を肩の高さまで上げますが、その状態では速く走ることができません。

フォームを崩さず、スムーズに加速していく中にバトンパスをするためには、こちらのアンダーハンドパスがおすすめです。

が、このアンダーハンドパスはかなりの技術がいると思います。

どちらのパスの仕方でも反復練習が必要です。

陸上競技は基本的に個人競技ですが、このリレーと、駅伝だけは仲間と力を合わせて勝負する種目になります。

仲間と一緒に何度も何度も練習をして、最高の結果を目指していく種目ですので、チーム力が本当に出ますね。

リレーメンバーに入ると、練習量は他の選手より必然的に多くなりますが、陸上競技の花形種目ですので特に短距離選手はチームのリレーメンバーに入ることを目指して練習していきたいですね♪

テークオーバーゾーン

バトンパスの技術では、加速の仕方も重要になってきます。

リレーでは『テークオーバーゾーン内でバトンパスを行わなければならない』というルールがあります。

『テークオーバーゾーン』とは、バトンパスを行う30m間のことを言います。

この30mは、自由に使うことができます。

例えば、次の走者のタイムが前走者よりも遅い場合、走り出す位置を前に出し、走る距離を少し短くすることも可能です。

このテークオーバーゾーンの使い方はチームの選手の走力の差で、色んな工夫ができます。

しっかりと加速し、スピードに乗ったパスを目指すのであれば、30mしっかりと加速していくといいと思います。

リレーチームを組むのに、理想は走力が似ている選手でバトンパスをすることですが、中学生や高校生ではなかなかメンバーが揃わないこともあります。

テークオーバーゾーンを有効活用するためには、1走から速い選手順に組むといいんじゃないかと考えたこともありますが、やっぱりエース級は直線を走らせたいと考える指導者は多いです。

選手によっても、コーナーが得意な選手や、直線が得意な選手、スタートが抜群にうまい選手、加速が苦手な選手など様々なタイプがいます。

どのタイプの選手をどの走順に持っていくのかもリレーの面白いところですね♪

ちなみに自分が昔リレーをしていたころは、加速〇歩目で『はい』の声をかけ、〇歩~〇歩でバトンをもらうように練習していました。

何度も練習したので、ミスは少なかったように思います。
※当時はテークオーバーゾーンは20mでした。

現在は30mも加速区間があるので、『何歩目で~する』という方法はかなり有効かと思います。

ぜひ試してみてください(^^)/

終わりに

新型コロナウイルスの脅威がまだまだ続いています。

十分にトレーニングが積めていない選手もたくさんいるんではないでしょうか?

辛い冬季練習を終え、冬季練習の成果を発揮する場を奪われた選手(特に中学や高校の3年生)にとっては悲しい状況になっています。

この部活動や外出の自粛期間、どう過ごすのかが今後の競技人生を大きく左右するはずです。

自粛期間ではありますが、ぜひ自宅でのトレーニングに励んでいただき、新型コロナウイルスが終息したときにはさらにレベルアップしていることを期待しています。

この自粛の期間中に、ぜひ陸上競技について学習してほしいと思います。

頭で理解し、体を動かすことは競技力アップに大きくつながるはずです。

様々なトレーニング方法や技術解説があると思いますが、自分に合ったトレーニングをぜひ見つけてください。

中学生や高校生は、トップレベルの選手の動画をたくさん見て、『この選手のように走りたい』と思う選手を見つけてください。

その選手のどの技術を身につけたいのかを理解することができれば、自ずとトレーニング方法もわかってきます。

ぜひ、この時間が有り余っている期間を有効に利用しましょう!!

僕

とは言ったものの、やっぱり人命が第一!!

頑張ろう日本!!

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