陸上競技好きのみなさんこんばんは(^^)/
今回は陸上競技の投擲(とうてき)種目、『円盤投げ』についてお話していこうと思います♪
円盤投げ・・・あまり聞きなれない言葉ではありますが、実は歴史は古く、古代オリンピックからの種目とされています。
あまり聞きなれなかったり、見たことないという人もたくさんいるかもしれませんが、じっくり見るとやっぱり楽しい種目です♪
ちなみに円盤は、一般男子で2kg、一般女子は1kgあり、男子の世界記録はなんと74m08cm!!
2kgもある物体が70mを越えて飛んでいきます(^^)
ちなみに日本記録はつい最近(2020年3月27日)に樹立された62m59cm!!
こちらも砲丸投と同様に、少し世界記録との差があります。
もちろん体格の問題もありますが、円盤投げは単純に体格や筋力で記録が決まるというわけではありません。
かなりの技術系種目です。
サークルと呼ばれる円形の中で、鍛え抜かれた選手が華麗にターンをして円盤を投げます。
まるで舞のように(‘ω’)
手から放たれた瞬間の円盤のスピード感は半端ないです!!
そんな魅力いっぱいの円盤投げですが、実際にやってみるとかなり難しい種目でした。
投擲選手にとってはどうかわかりませんが、跳躍選手だった陸上バカは、ターンをマネして足を挫いてしまいました( ;∀;)
あんなマッチョな人たちが本当にキレイに・スムーズにターンをして円盤を投げる。
ぜひ注目してほしい種目です♪
円盤投げの魅力~華麗に舞うマッチョ選手~
2020年3月27日、国士舘大学競技会にて堤雄司選手(ALSOK群馬所属)が日本新記録を樹立されました!!
※この写真はインターネットの画像を引用しています。
こちらの堤選手ですが、学生の日本記録(59m21cm)も持っています(‘ω’)
最近は新型コロナウイルスの感染拡大の防止として、なかなか競技会を開催できないといニュースばかりでしたが、日本陸上界を元気づけるかの如く飛び込んできた、日本新記録樹立のニュース♪
ついついスマートフォンでスポーツニュースを見ちゃいましたよね( *´艸`)
円盤投げは狙い目?
陸上競技をしていると、頑張っても頑張ってもなかなか賞状をもらえるレベルまでいかない選手もたくさんいます。
実際に私の周りにもたくさんいました。
「楽しくできたらいいんだよ!」
その通りだと思います♪
が、やっぱり1枚は賞状を獲りたい!って思う人もいますよね(^^)
特に中学生は・・・
で、私の経験上、円盤投げは賞状を獲りやすい種目だと思っています。
最大の理由は、『競技人口が少ない』から。(中学生の場合です。)
なぜ競技人口が少ないかというと、円盤投げは中学生で最高峰の大会である『全中』(全日本中学校陸上競技選手権大会)の種目には含まれていません。
三段跳びやジャベリックスローもそうです。
JOC(ジュニアオリンピック)の種目には入っていますが・・・。
また、円盤投げを学校のグラウンドで行うスペースがないところも多いです。
なので、本格的に円盤投げに取り組めるのはやはり高校に入ってからになる選手が多いです。
中学生のうちはそこまでウエイトトレーニングを入れないと思いますので、基礎体力のアップと技術を磨いていけば、市レベルの大会であれば何とか8位以内に入ることはそこまで難しくありません。(個人的な感想です)
身体が発育途上なので、無理なトレーニングはしないと思いますので、そこで技術をつけていけば最初はぐんぐん記録も伸びていきます♪
基本的な立ち投げ(ターンをしない投げ方)をしっかりとやり込めば、20mは越えてくる選手がほとんどじゃないでしょうか?
そこから、ターンを少しずつ練習していき、ターンで投げられるようになればおそらく市のレベルの8位以内には入るはず。
こちらは数年前の全国大会のトップ8の記録です。
※日本陸連結果ページから引用
全国大会の結果なので、記録はもちろん高いですが、狙うには現実的な記録じゃないかな。
中学から基礎技術を身につけ、高校へ上がりウエイトトレーニングも増えて体幹がしっかりと出来上がってくれば、もっと記録も伸びてきます。
円盤投げの体つくりに最適なプロテインは別記事で紹介していますので、興味があればご覧ください!
→陸上選手に必須のプロテイン【強くなりたいなら飲まなきゃ損】
本格的な投げの練習もできるようになり、記録もぐんぐん伸びていく種目なので、きっとやってみたら面白い種目じゃないでしょうか?
※あくまで個人的な感想です。専門でやられている方に不快な思いをさせていたらごめんなさい。
円盤投げの技術
ここまで円盤投げについて語ってきましたが、じゃあどんな技術があるのかというと
①スタンディングスロー(立ち投げ)
円盤投げにおいて、これができないと話になりません。
パフォーマンスの90%くらいはこちらの技術じゃないでしょうか。
ここで重心移動やリリースポイントをしっかり身につけてから、次の技術へ行くことが大切です。
もちろん、円盤の持ち方や投げ方、円盤に加わる回転(おそらく最初は違和感がある部分です)なども、このスタンディングスローで身につけましょう。
②ターン
ターンの流れや形を決めることは重要です。
一言で『ターン』といっても、ここにもたくさんの技術が詰まっています。
ターンの仕方や腕のスイング動作、足の切り替えや重心移動、パワーポジションなど、数えきれないほどの技術があります。
円盤投げは、円盤を投げだしたときの速度・投射角度・投射高・空気抵抗など、様々な要因が重なり合って記録が出ます。
記録を出すために、選手は何度も自分の投擲をビデオなどで確認し、試行錯誤を繰り返して強くなっていきます。
円盤投げを追求していくことは、すごく大変ですが、とても魅力のある種目となっています。
終わりに
新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
オリンピックが延期になり、本日日本陸連からも様々な通達があったようです。
日本国内で最大の大会である『日本選手権』も延期が決まりました。
また様々な国内主要大会が中止または延期になっております。
そこで心配なのが、全国インターハイや全中といった、学生にとって最大の目標である大会はどうなってしまうのか。
選手をどう決めていくのか。
というか大会の時期に、開催県に他県からたくさん選手と関係者が行きますが、もしコロナウイルス感染者や濃厚接触者がいたとしたら・・・
様々な問題がまだまだたくさんありますが、無事開催できることを切に願うばかりです。
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